以前の記事で、ブランドにおいてのストーリーテリングの重要性を紹介しました。
アップルやナイキなど、現代に強烈なブランド価値を提供する企業には、必ずと言っていいほど特徴的なストーリーテリングが存在します。
ここでは、海外記事よりストーリーテリングの重要性に言及した記事を紹介します。
※この記事は、https://medium.com/@mibowden505/branding-is-storytelling-449af657ffc9を引用・翻訳した物です。
ストーリーとブランド
世の中の優れたブランドは、決してビジネスプランや製品から始まるものではありません。
すべての大きなアイデアや伝説的なブランドは、ストーリーで始まります。 創設者の個人的なストーリーと密接に絡み合っている場合など、強いブランドのストーリーは独自の価値があります。もし、ビジネスの心を打つストーリー作成に時間を費やしていない場合、本質的にビジネスを理解しているとは言えません。
素晴らしいマーケティングを行うことによって、人々が、あなたの製品やサービスを手に取りやすくなるでしょう。 しかし、マーケティングだけで彼らが再び戻ってくることはありません。マーケティングだけではあなたと彼らの間に絆を築くことができないのです。
そこに必要なのは、しっかりとしたブランディングです。 ブランディングはあなたの製品・会社・従業員・クライアントや顧客など、様々なものを活気づけます。 ブランディングが強力であり、企業がストーリーに焦点をしっかり合わせている場合、その製品・サービスは人々の生活の一部になり得ることができます。 最良のケースでは、事業全体およびそれ以降の文化にさえ影響を与えることもできます。
社会研究者のブレーン・ブラウンは、「ストーリーは魂のある単なるデータである」と言います。 ビジネスはデータによって動かされており、増え続けるデータの収集と分析は大きな役割を果たしています。 しかし、ブランド化せずに(説得力のあるストーリーなしに)どのデータがビジネスにとって最も価値があるかを理解することはできません。数値だけでなく、何が重要かを明確にできない場合、マーケティングに集中することはできません。
つまり、核となる価値観・独自性・スタイルを集めたストーリーこそが、あなたのブランドとその顧客・クライアントの両方をつなぎ合わせるのです。
ブランドとコアバリューについて
コアバリューはブランドにとって重要であり、ストーリーを推進するのに役立ちます。 ビジネスに関するその他の事柄は、条件・市場・データによって変化しますが、コアバリューは変化しません。 ビジネスのDNAと基盤として、どのようにビジネスを行い、変化に対応するかを決定します。
コアバリューを定義し、社内の人々の理解を得ることは重要ですが、コアバリューそのものが働くわけではありません。会社の製品・サービス・イノベーションなど様々な体験を使って頻繁に示していくのです。
コアバリューの重要性の鍵は、顧客やクライアントが、自社の製品を使用する企業の価値観に自分自身を反映させようとすることです。 顧客が、自分たちを信頼できるものと見なすと、製品とサービスにも同様の信頼性を反映させます。