前回のAppleの例に続き、今回はAirbnbの例をご紹介します。
※この記事は、https://medium.com/lucidpress/how-airbnb-and-apple-use-storytelling-marketing-to-build-their-brands-69392b8a659cを引用・翻訳した物です。
Contents
Airbnbのコンテンツ〜ストーリーテリング事例〜
Airbnbコンテンツには感動があります。まるで読書を楽しむように利用できるからです。
軽く触れただけで、私は完全にAirbnbに夢中になりました。かつてAirbnbの仕組みを自分ごとに感じてませんでしたが、読んだ後はAirbnbを利用して、どこかに滞在したいと強く思いました。彼らのコンテンツは顧客に強く作用するものなのです。
人と人とのつながりとブランド
Airbnbのコンテンツは、
- リストされている家を所有している人
- そこに行く旅行者
の2人に焦点を当てています。
Airbnbは人と人とのつながりがブランドにとっていかに重要かを示し、そのつながりをどのように構築するかを大事にしています。非常にUXアプローチであり、人と人とのつながりに強く作用します。
Airbnbとってのブランドストーリーの重要性を明確に表しているのは、「stories」というラベルの付いたページがWebサイトにあることです。(※海外版サイトのみ)
このページには、世界中のAirbnbの所有者のムービーと小さな経歴があります。
ブランドマガジン”パイナップル”
Airbnbは、パイナップルと呼ばれる紙媒体のブランドマガジンを発行しています。
Airbnbのウェブサイトで、パイナップルは「Airbnbファミリーのすばらしい物語を共有するためのプラットフォームであり、現在の都市で人々がどのように暮らし、どのようにつながりを築いているかを読者が知る場所。」としています。
これは、Airbnbのブランドアプローチと完全に一致しています。Airbnbではストーリーと人間に焦点を当てているため、ブランドマガジンが人と人とのコミュニケーションを行うツールとして、より多くの顧客を引き付けています。
Airbnbのコンテンツには一貫したブランディングが仕掛けられています。Airbnbが本当に顧客のコミュニティと自社によって顧客が体験するストーリーに関心があると節々に感じました。
Airbnbから学ぶこと
- 人と人とのつながりがブランドにとっていかに重要か捉えている
- 常に人間的要素に立ち返る
- 誠実なブランドアプローチ
まとめ|ストーリーテリング事例
Airbnbのまるで読書のようなブランドは、人と人とのつながりを捉え、常に人間的要素に立ち返ることによって生まれていました。
宿泊という、非日常かつ特別な体験だからこそ、人に立ち返って誠実なブランドアプローチを続けることが、抵抗感を減らし、安心やワクワクを醸成しているのではないでしょうか。