コアコンピタンスを正しく見極めることができているでしょうか?コアコンピタンスは、自社の強みを指した言葉です。コアコンピタンスの基本的な考え方については「コアコンピタンスとはなにか?コアコンピタンスで自社の強みを明確にする」で紹介しているので合わせてご覧ください。今回は、コアコンピタンスを見極めて強みを活かす方法を見ていきましょう。
Contents
コアコンピタンスを見極める必要性
コアコンピタンスは「自社ならではの強み、価値」のことを指します。企業が持っている様々な強みの中で、競合に負けない要素をコアコンピタンスとして定めることができます。では、なぜコアコンピタンスを見極める必要があるのでしょうか?
コアコンピタンスを見極める必要性は、変化の激しい社会で競合他社に負けずに生き残るために必要です。商品やサービスの質だけでは、差別化をすることが難しいのが現状です。そのため、自社のコアコンピタンスを正しく見極め、コアコンピタンスを活かした戦略を考える必要があるのです。
コアコンピタンスを見極めるポイント
コアコンピタンスを見極めるポイントとして、5つのポイントがあると言われています。1つ目に、移動可能性。特定の商品やサービスだけでなく、他の分野の商品にも応用することができるかということです。2つ目の模倣可能性は、競合他社によって簡単に真似される可能性のことを指します。3つ目は、希少性。4つ目は、代替可能性です。コアコンピタンスは唯一無二の強味である必要があるため、代替できないものである必要があります。5つ目に、耐久性。短期間だけでなく、長期間コアコンピタンスを活かせることが重要です。
コアコンピタンスを見極める方法
コアコンピタンスを見極めるために、まずは自社の強みを洗い出してみましょう。ブレインストーミングによって、なるべく多くの意見を出した後は、その中からコアコンピタンスの絞り込みを行います。コアコンピタンスを見極める際には、役職の高い方だけでなく、顧客に近い社員など様々なメンバーから意見を得ることで、より客観的なコアコンピタンスの見極めができるでしょう。
まとめ
変化の激しい現代社会において、自社だけの強味であるコアコンピタンスを正しく見極めることは、長期的な成長を続けるために必要な考え方です。コアコンピタンスを見極める際のポイントを理解し、自社のコアコンピタンスを探ってみてはいかがでしょうか。