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WARBY PARKER(ワービーパーカー)から学ぶ、ブランド戦略②

前回に引き続き、WARBY PARKER(ワービーパーカー)についてご紹介いたします。今回は、

どのようなブランド戦略を行っていたのか実際にWARBY PARKERがインタビューで答えられていた内容を含めて具体的にご紹介いたします。

-TOP画像はWARBY PARKERから引用-

Contents

WARBY PARKERのブランド戦略紹介

ブランド戦略①PRと口コミを初期に投資

WARBY PARKERはマスにアプローチできる媒体の編集者に関して大きく投資を行い、”よい編集者→よい顧客に繋がる”という考えを貫いてきました。

また、ローンチする時のPRが重要とも考えていました。

WARBY PARKERが最も重視した投資は3つ

・初期投資

・ウェブサイト開発

・PR会社

具体的には

①プロダクトの在庫を用意するための材料・資源を購入すること

②外部の開発者にWebサイト構築を依頼すること

③PR会社に依頼をすること

が挙げられます。

ブランド戦略②ターゲットの明確化とSNSの活用

WARBY PARKERはターゲット層を絞り、的確なアプローチを続けました。

例えば、

ミレニアル世代の87%が

「商品購入を通じた社会福祉・環境保全へ寄与したいインセンティブを持つ」

ことや

ミレニアル世代の49%が 「SNS を通じたブランドとのインタラクションを好む」

とのデータを持っていました。

商品を買うことで、顧客はインセンティブを持ち、SNSで発信したくなる。それが、自ずと自社のPRに繋がることへ導きました。

また、インスタグラム上でハッシュタグをつけて相談を投稿すると、実際のスタッフが相談に載ってくれるということも同時に行います。

このように、SNSの中でも、血が通ったコミュニケーションを行うことで顧客に満足感や安心を与えることを実現しました。

ブランド戦略③パートナーシップの重要性

Warby Parkerは、初期から外部のブランディングファームである「Bradbury Lewis」と契約してブランド作りに着手していきました。この「Bradbury Lewis」を通じて、「Vogue」「GQ」の編集者とコンタクトを取りながら関係性を構築していきました。

雑誌を通して、

「自分たちのビジョンや創業ストーリー」

「プロダクトの魅力と、その裏側にある製造工程」

等のメッセージを発信していきました。

その中でも良質なプロダクトが一般的なメガネの1/4の価格で手に入ることや、そのビジョンに共感をした雑誌の読者を中心にSNSで拡散されていきました。

その結果として、雑誌の販売からわずか3週間で年間販売目標数を達成し、4週間目には20,000人の待機顧客を作り上げたのです。

まとめ

WARBY PARKERの全てをここで語りきることはできませんが、現代のブランド戦略の先駆者である企業から見えてくる、様々なブランディング事例をご紹介させていただきました。すぐに利益につながるわけではない、中長期的なブランディングを多く実施してきたことが、今日のWARBY PARKERにつながったのです。

ただ、WARBY PARKERが単体で作れたストーリーではありません。

ここまで成功したのは、サービス開発やデザイン、ブランディングなどそれぞれプロフェッショナルと呼ばれる企業と協力しながら、共同で生み出したものであるということです。

「自社でブランディングを成功させて事業を拡大していきたい」

「ブランディングで顧客価値を想像していきたい」

そんな思いがあれば、外部からのスパイスを入れることで社内だけでは生み出せない発想を組み込んでいくことが一つの近道かもしれません。

その一部をreiroが担えることを願っております。