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キャッチコピーが面白い企業例!心に響くキャッチコピーの作り方とは

キャッチコピーで何を伝えたいのか、まずは文章ではなくキーワードで考えてみましょう。伝えたい魅力やポイントなどから、出来るだけ多くのキーワードを洗い出します。思いもよらないキャッチコピーができる場合もあるかもしれないので、躊躇せずに書き出していきましょう。

Contents

キャッチコピーについて

キャッチコピーについて、まずはキャッチコピーの意味や目的など基本的な概念を把握しましょう。

キャッチコピーとは?

「キャッチコピー」は、宣伝文句です。商品やサービス、企業などに注目や興味を集めるために消費者に向けてつくられる言葉です。短い言葉の中に、商品やサービスの魅力や情報を表現し、消費者の心を「キャッチ」することが狙いです。
一般的に、テレビCM、雑誌・新聞の広告、ウェブ広告など様々な場面でキャッチコピーが使われています。
「最初の3秒で判断する」といわれるように、人は広告やチラシなどが読んでいて価値のある情報かを瞬時に判断します。その短い時間の中で、商品やサービスの魅力を伝え、人の心を捉えるためにはキャッチコピーが必要なのです。

しかし、キャッチコピーは和製英語です。英語では「sales copy(宣伝文句)」などと表します。

キャッチフレーズとの違い

よく耳にする「キャッチフレーズ」との違いは、わかりますか?
キャッチフレーズは英語で「標語」の意味です。キャッチコピーとは似たような意味ですが、商業的・広告的要素の有無によって違います。

キャッチコピーは、消費者へ届ける宣伝文句ですが、キャッチフレーズは営利要素がありません。使う目的によって、キャッチコピーとキャッチフレーズを使い分けましょう。

キャッチコピーの目的

キャッチコピーの目的は、「興味をもってもらうこと」です。どんなに良い商品やサービスであっても、その情報を知らない人が多ければ、その先の段階「買いたい・知りたい」までたどり着けません。
そのため、キャッチコピーを利用し、顧客に興味を抱いてもらうことが必要なのです。

また、キャッチコピーはホームページのデザインを作成する場合などと比べ、費用や時間もかからず、手軽に行うことができます。さらに、キャッチコピーの違いで、顧客の行動にも変化が生じるという調査もあるほど、キャッチコピーの効果は期待ができます。

キャッチコピーをつくる手順

キャッチコピーは闇雲に作成しても、意味がありません。
まずは、キャッチコピーを届けたいターゲットを明確にしましょう。多くの人が反応するキャッチコピーにしたいと万人向けに考えてしまうと、内容がブレてしまいます。そのため、一番伝えたい相手は誰なのかを想定し、キャッチコピーをつくりましょう。

次に、顧客の悩みを把握しましょう。
ターゲットした顧客が持っている悩み、不安、不満などを書き出し、顧客の気持ちに寄り添います。書き出した内容を参考にすることで、顧客に心から「欲しい」と思ってもらえるようなキャッチコピーをつくることができます。
そして、商品やサービスのメリット、競合と差別ができるポイントなどキャッチコピーに含めていきます。
キャッチコピーをなぜつくるのか、何を伝えたいのか、逆算的に考えると失敗しにくくなります。

キャッチコピーをつくるポイント

キャッチコピーをつくるポイントは5つあります。

ポイント①ターゲットを明確にする

キャッチコピーをつくる際、ターゲットを明確にすることはとても重要です。万人受けを最初から狙うのではなく、まずは誰に商品やサービスの魅力、情報を届けたいのかを明確にしましょう。そうすることでより効果的なキャッチコピーをつくることができます。

ポイント②伝えたいキーワードを考える

です。覚えやすく記憶に残りやすいキャッチコピーを目指しましょう。

ポイント③具体的な数字を入れる

キャッチコピーで数字が入っているものを見かけたことはありませんか?
例えば、「キャッチコピー○○選」などのように、具体的な数字が入っている方がイメージがしやすく、記憶にも残りやすいといわれています。

ポイント④利益を伝える

顧客にイメージを伝えやすくするために、利益を伝えることも重要です。顧客が商品やサービスを購入したらどのようなメリット、利益があるのかをキャッチコピーに込めることで興味を引くことができます。

ポイント⑤わかりやすい表現にする

キャッチコピーは短い文章で、誰にでもわかりやすいシンプルな構成が望ましいです。
有名なキャッチコピーはどれも短い文章のものが多く、シンプル心に響くキャッチコピーをつくりたいと思っている方も多いのではないでしょうか?キャッチコピーはそもそもどのような目的でつくり、手順があるのでしょうか。キャッチコピーの基本的な概念から、各企業の面白いキャッチコピーの事例を見ていきましょう。

面白いキャッチコピーの例

様々な名作のキャッチコピーがありますが、中でも面白いキャッチコピーの事例を集めてみました。

Japanese; Learning Language with Handwritten Alphabet Character Cards

「駅前留学。」

英会話スクールNOVAのキャッチコピーです。留学への憧れが強い日本人の感情を上手く利用しており、シンプルな言葉ですが印象に残ります。

「ん~っ不味い!もう一杯!」

キューサイの青汁のCMキャッチコピーです。キャッチコピーの事例の中でも有名で、知っている方も多いのではないでしょうか?
これは敢えて「不味い」と評価をすることで、逆説的に消費者に興味を持たせているところが面白いと感じます。

「来てちょんまげ」

テーマパーク「日光江戸村」の創業15周年記念のキャッチコピーです。ダジャレを組み込んでいるのですが、後からじわじわ来る面白さがあります。

「おしりだって、洗ってほしい。」

TOTOの温水洗浄便座「ウォシュレット」のCMキャッチコピーです。手が汚れたら洗う。それと同じように、おしりも洗って欲しいとおしりの目線からキャッチコピーがつくられています。

「今、必要なのは彼氏じゃなくて、癒しかも。」

サンシャイン水族館で開催されたイベントのキャッチコピーです。都会にある水族館に仕事帰りに立ち寄る女性の心理が映し出されているようです。

「今夜も酔った父が、着払いで届いた。」

一般社団法人東京ハイヤータクシー協会のキャッチコピーです。タクシーの言葉をいrていませんが、見事に情景が伝わってくるキャッチコピーになっています。

まとめ

キャッチコピーの基本的な意味から、つくりかたの手順、ポイントを順を追って説明しました。キャッチコピーは短い言葉で簡単そうに見えますが、効果的なキャッチコピーは逆算して緻密に考えられているのです。キャッチコピーの様々な事例を参考に、作ってみてはいかがでしょうか?