よくブランディングを行うためのツールとして、各種SNSが選ばれます。SNSでフォロワーを増やし、認知を広げることがブランディングと考える人もいます。果たしてそうなのでしょうか?ここではSNSとブランディングの関係性と効果についてご紹介します。
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SNSでフォロワーを増やすことがブランディング?
世の中にはたくさんのSNSがあり、個人での発信力が手軽になっています。そういった中、SNSをブランディングに効果的に使用する事例が増えてきています。しかし、フォロワーを増やすことでブランディングが完結すると考えてしまっていることも多々あります。これは誤りです。
SNSは広告のツールとしては有効ですが、それそのものがブランディングとは言えません。誤った使い方をすると、かえってブランド毀損が生まれてしまう可能性もあります。一方で、手段としてSNSは非常に効果的です。上手く利用することによって、ブランド認知やブランド体験を素早く提供することができるのです。
ブランドを理解すると、自ずとSNSの使い方が見える
ブランド=「人の心にできるイメージ」です。従って、フォロワーが増えたり有名になることがブランドではありません。ここで重要なのは、認知させたいブランドを設定し理解することで、どのようなSNSを使って何を発信するかが自ずと決まってくるということです。
ブランドコンセプトを設定し、ブランド認知したい顧客をターゲティングすると、使用するSNSや求めている情報の傾向が掴めます。それに従ってSNS運用をしていくと、フォロワー数だけでない本当のブランド価値を高めることができるのです。
どのSNSがブランディングに友好的?
よく、ブランディングを行う際にはどのSNSがいいのか?というご質問を受けます。
こちらも上記のようにブランド認知させたいターゲットによって、また提供しているサービス内容によって決まってきます。顧客特性を理解すると、どのSNSが良いかだけではなく、どの時間に投稿すればいいか、どういう文体で発信すればいいかまで見えてきます。危険なのは、どのSNSを使用するか手段ありきで考えてしまうことです。焦らずブランドコンセプトを見定めてから吟味することが、SNSを有効に使う近道です。
ブランドコンセプトについては、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
SNSは手軽にサービスや自身の考えを世の中に提供することができます。一方でその手軽さが故に、ブレが生じやすく、時には炎上してしまう恐れもあります。どのようなブランディングを行うか戦略的に捉えることによって、SNSを最大限味方につけましょう。