SNSの台頭によって注目されているバズ・マーケティング。なぜ今注目されていて、どんなメリットがあるのか。3つの成功事例から読み解いて行きましょう。
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バズ・マーケティングとは
戦略的に自社の商品やサービスをバズらせ、効果的な情報拡散につなげるマーケティング手法のことをバズマーケティングと言います。現在はSNSでの口コミによる拡散力を利用するのが主流となっています。そもそも「バズ」は「がやがや言う・ブンブン飛ぶ・うわさになる」という意味を表す英語のBuzzに由来し、語尾に日本語を付け足した「バズってる」「バズった」など様々な使い方が存在しています。
今、バズ・マーケティングが注目されている理由
SNSの普及が主な理由です。消費者が個人で情報を発信し、収集できるようになったことで、個人の発信で変化するバズ・マーケティングが注目されるようになりました。無料で大きな拡散力を持つ点や、信憑性のある情報が流れやすくなる点、様々な評価を得ることによるブランディングが発展しやすい点など多くのメリットが存在します。
バズ・マーケティングが成功した3つの事例
ここからはバズ・マーケティングが成功した3つの事例を紹介します。
グリコ「ポッキー&プリッツの日」
江崎グリコは、Twitterを用いて行ったキャンペーンでバズ・マーケティングに成功しました。「ポッキー&プリッツの日」である11月11日に「ポッキー」に関する内容を含んで投稿された総ツイート数を計測するという企画です。実際に371万44ツイートを獲得し、24時間に最もツイートされたブランドとしてギネス世界記録に認定されました。消費者と共に同じ目標を共有することでバズらせることに成功した事例と言えます。結果としてポッキー&プリッツの日にあわせた販売イベントにより、1ヵ月間で両製品の売上高を3割上昇させることにも成功しています。
ハーゲンダッツ「あのフレーバーをもう一度!フレーバー復活総選挙」
ハーゲンダッツは、「あのフレーバーをもう一度!フレーバー復活総選挙」というキャンペーンでバズ・マーケティングに成功しました。過去に好評だったフレーバーのうち、自らが復活させたいフレーバーに1日1回投票できるという企画です。既存のファンの口コミによって注目度が高まった事例と言えます。結果として投票数は16万票を超え、売上に貢献しました。
はなまるうどんのエイプリルフール企画
はなまるうどんは、テレビ番組で当時話題になっていた深海の超巨大イカ・ダイオウイカを天ぷらにするというエイプリルフールネタでバズ・マーケティングに成功しました。SNS上で大きく話題になったことは記憶に新しいのではないでしょうか。既に世間で話題になっていることを捉え、人に話したくなる内容で注目度を上げた事例と言えます。結果としてサイトアクセス数24倍、120%の売上増加に成功しています。
まとめ
ここまでバズ・マーケティングが注目される理由を事例とともにお伝えしてきました。今後更に進化していくであろうSNSを利用したマーケティング戦略。様々な戦略の流行に目が話せません。