ブランドに対して勘違いするケースが多くみられます。
ここでは、よく勘違いが起きる5つを例として、ブランドについて理解を深めて頂ければ幸いです。
Contents
①ブランドとは高級に見せることである
ブランドとは、高級品以外にも存在します。
コカ・コーラやドン・キホーテもブランドです。
さらに言うと、どの企業やサービスにもブランドは存在します。
ブランドが「ない」のではなく、「弱い」のです。
②ブランディングとはデザインである
デザインは、ブランドを構成するわずかな一部です。
デザインを綺麗に揃えたとしても、ブランドができるわけではありません。
ブランドが持つ価値を表現する機能の一つになります。
③ブランディングとはPR活動のことである
よく、広告やPR活動がブランディングと捉えられますが、それは誤解です。
顧客にタッチする手段の一部ではありますが、ブランド自体を意味するものではありません。
④ブランドはすぐにできるものである
ブランドは、一夜でできるものではありません。日々の活動の積み重ねによって顧客の心に醸成されます。
何より怠った時に壊れるスピードもあっという間です。
また、しっかり目的を持って大事に育てないと、価値が蓄積されません。
⑤ブランドとは経営者が作るものである
ブランドは、お客様に接するすべての形式知と、お客様が持つ暗黙知が混じり合って完成します。
そのためには、経営者やデザイナーだけでなく、全員がブランドを理解する必要があります。
さいごに
ブランドを意味する言葉が多く情報も錯綜しているため、誤解を受けるケースが多々あります。
「ブランドを持つのは企業ではなく顧客である。」
と意識すれば、自ずと理解が深まると考えます。
是非、ブランドについて一度考えてみてください。