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コアコンピタンスとは?ためになる3つの成功事例から分析方法を解説

近年注目されているコアコンピタンスを知っていますか?コアコンピタンスは変化の激しい現代で、安定したビジネスを成功させるために欠かせない存在です。今回は企業におけるコアコンピタンスの解説と分析方法、3つの成功事例を紹介します。

Contents

コアコンピタンスとは?

コアコンピタンスとは、企業にとって経営の中核となる自社の強みのことを指します。コンピタンス(Competence)は「能力」「力量」「適性」などの意味を持つ英語で、そこに中核を表すコア(Core)を付け足した「Core competence」が語源です。具体的には「競合他社が真似できない、ビジネスするうえで核となる圧倒的な能力」のことで、特徴となる技術力や人材力などが挙げられます。

コアコンピタンスの分析方法

コアコンピタンスを分析する際にはまず、自社が持つコンピタンスを全て挙げます。その上で、「企業と顧客の両者に利益をもたらす能力」「他社から模倣されないほど飛び抜けた能力」「複数の商品や分野に応用できる適応能力」がそれぞれのコンピタンスにあるかどうか見極めます。または、模倣可能性・移動可能性・代替可能性・希少性・耐久性の5つの特徴があるか見極めます。どちらの方法に沿って分析しても、顧客本位か、競合他社にとって模倣することが難しいか、多様な市場に応用できるかが判断基準になります。

参考にしたい3つの企業の成功事例

ここからは実際に分析をし、強みを業界内外で活かすことに成功した企業事例を3つ紹介します。

①富士フイルム

カメラのメーカーとして有名な富士フイルム。近年は携帯電話やデジタルカメラで写真を撮る人が増えたため、コア商品であるフィルムの売り上げが減少していました。しかし富士フイルムは社会の変化に飲み込まれることなく、技術を応用して美容・医療業界に参入しました。それは富士フイルムのコアコンピタンスが精密技術であることにしっかりと気付けていたからです。自社の強みを幅広い商品や業界に応用できると把握していたからこそ、急な方向転換にも動じずコアコンピタンスを成功させました。

②株式会社セブン&アイ・ホールディングス

優れた流通ネットワーク・圧倒的購買数・ニーズ対応力という3つのコアコンピタンスを持つのがセブン&アイ・ホールディングスです。この3つによってコンビニエンスストアや総合スーパー、独自のフードサービスや金融サービス、ITサービスまで広い業界に対応しています。他社が真似できない圧倒的な店舗数や購買数。そしてそれを生かした他業種にわたるサービス形成。3つのコアコンピタンスから社会に大きな影響を与える企業へと成長した成功例です。

③ホンダ

1960年代後半頃自動車の普及と共に排気ガスが社会問題になり、マスキー法が施行されました。これによって自動車はとても厳しい基準に合格したものしか販売できなくなりました。その中でホンダは新しく公害になりにくい高性能エンジンを開発し、コアコンピタンスと判断しました。現在では自動車だけでなくバイク、芝刈り機や除雪機に地球にやさしいエンジンを搭載し、コアコンピタンスを成功させています。

まとめ

ここまでコアコンピタンスの解説と分析方法、3つの成功事例を紹介しました。不安定な社会で圧倒的なコアコンピタンスをもつことはとても重要です。まずは分析から始めてみてはいかがでしょうか。