ブランディング

インナーブランディングの実践方法について

前回の記事で、インナーブランディングの重要性についてご紹介しました。見落としがちなインナーブランディングですが、その効果は想像以上に大きいものと見られます。

今回の記事では、インナーブランディングの具体的な実践方法についてまとめましたので、参考にしてください。

Contents

インナーブランディングについて簡単におさらい

前回、「見落としがちなインナーブランディングの重要性とは?」で、インナーブランディングの概要をお伝えしました。

会社の中の従業員などに対し、企業のビジョンやサービス、ブランド価値を伝える活動の事をインナーブランディングと呼びます。最近では、他の企業との差別化が難しくなっているため、インナーブランディングの重要性が見直されています。

インナーブランディングの実践方法

実際、インナーブランディングとは、どのように進めていけばよいのでしょうか。流れを4つにわけてご紹介します。

インナーブランディング実践方法①現状の把握

インナーブランディングをはじめるにあたって、顧客に対するアウターブランディングをする際と同じで、現状分析をします。この作業はどのブランディングにも欠かせません。

現段階で、企業のビジョンがどれだけ社内で浸透しているか、社員の満足度がどれくらいかを知るため、調査を実施します。社内の環境や、仕事内容、商品の質なども調査し、その調査結果をもとに、次は指針を立てます。

インナーブランディング実践方法②ミッション・ビジョン・バリューの選定

①の現状を踏まえた上で、企業が目指す姿、企業の存在意義を考え、ミッション、ビジョン、バリューに落とし込んでいきます。これらが明確になっていることで、従業員の働くモチベーションが変わるでしょう。

インナーブランディングの実践方法③施策の選定

ミッションなどを明確にしたら、次はそれらをどのように従業員に共有するかを考える必要があります。一方的に伝えるだけでは、押し付けになってしまうため、社内に浸透させるための工夫をします。

例えば、ブランドに対して共通イメージが持てるブランドロゴの作成、社内のSNSやWEBサイトによる情報共有、セミナーや研修の開催など、様々な方法があります。

インナーブランディングの実践方法④継続的な展開

インナーブランディングを成功させるためには、長期的な姿勢が大事です。一度決めたミッションなどを頻繁に変更することなく、社内に浸透させましょう。

まとめ

企業の成長に欠かせない、インナーブランディング。その実践方法は、アウターブランディングと同じように現状の分析からはじまります。

社員満足度の向上が顧客満足度の向上をはじめ、様々な効果に繋がります。インナーブランディングに取り組んでみてはいかがですか?