ブランディングと聞くと、特定の商品やサービスを対象とした「BtoC」の視点でのブランディングのイメージが強いです。一方で、あまり重要視されていない「BtoB」企業のブランディング、本当に必要ないものなのでしょうか?
今回の記事では、近年注目されつつある「BtoB」ブランディングの必要性を探ります。
Contents
BtoBブランディングとは?
直接一般顧客に商品をアピールする「BtoC」と違って、企業を対象としたビジネスが「BtoB」の特徴です。直接的に一般顧客に接点をもたないですが、企業を介して顧客と関わりを持ちます。
「BtoB」の場合は、商品力があればブランディングをしなくとも良い。
とのお話もよく聞きますが、実際には「BtoB」こそ、ブランディングの効果性や即効性が高いと考えられています。その理由は、以下の通りです。
ブランディングの3つの効果性
ブランディングの効果性を、toCやtoBで判断するのではなく、「探索材」「経験材」「信頼材」の三つで判断するとわかりやすいです。
「探索材」は、野菜や肉など、買う前に比較して購入することができる商品。
「経験材」は、お菓子など、購入するまで中身は見えないが、使用後判断ができる商品。
「信頼材」は、学習塾など、使用しても比較が難しい商品。
信頼材の場合は、判断が難しい部分をブランドが保護してくれます。BtoBは信頼材にあたる場合が多く、ブランディングは効果的といえます。
そしてブランディングをすることで、会社の商品やサービスへの期待を大きく膨らませることができます。その結果、取引先との商談が上手くいったり、採用活動に有利になる環境が構築できます。
BtoBブランディングが必要になっている背景
なぜ、BtoBにもブランディングが求められているのでしょうか?
ブランディングが必要になっている背景 ー人材確保の必要ー
少子化が進む日本では、人材の確保に困っているBtoB企業もあるのではないでしょうか。就活生は、知名度の高い企業を目指す人も多いため、普段あまり目に触れることのないBtoB企業は認知度が必然と低くなってしまいます。
しかし、BtoB企業が果たす社会的意義は大きいのは事実です。そこで、ブランディングをすることで、企業の魅力を多くの人に伝えることができるでしょう。
まとめ
BtoBにおけるブランディングが現在注目されている理由がわかったでしょうか。以上に挙げた例は一例ですが、様々な要因があって、BtoBのブランディングが必要になっています。BtoB企業のあり方を見直してみてはいかがでしょうか。