ブランドや会社における「マインドシェア」を気にしたことはありますでしょうか。マインドシェアは、顧客や消費者の心の中に占めるブランドの占有率のことを指します。マインドシェアは、ブランドのポジショニングにおけるマーケットシェアと並び、重要な考え方です。マインドシェアの基本的な考え方を知り、マインドシェアを高めていきましょう。
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マインドシェアとは?
マインドシェア(mind share)とは、その名の通り、顧客の心の中に占めるブランドの占有率のことです。顧客がある商品やサービスを思い浮かべた時、関連して思い浮かぶブランドの割合のことを指します。ブランドの持っている強さを表す指標の一つとしても考えられています。
例えば、身近な例として「スマートフォンと言えば、どんな製品やブランドが思い浮かびますでしょうか?」多くの人は、リンゴマークのついたApple社のiPhoneが思い浮かぶのではないでしょうか。このように、潜在的に顧客の心の中で、特定のブランドが思い浮かぶ場合、マインドシェアが高いと言えるでしょう。
マインドシェアとポジショニング
マインドシェアは、ポジショニングを考える上でとても重要な考え方です。ポジショニングは、ブランド価値を高めるブランディングにおいて、そのブランドの市場での価値や立場を決める考え方です。
ポジショニングによって、ブランドのターゲットである顧客に対して、ブランドの特有のイメージを的確に持ってもらう事ができます。そしてポジショニングの戦略を立てるために、現時点でブランドが市場でどのらくいのマインドシェアを占めているのかを把握する必要があるのです。
マインドシェアの測定
マインドシェアは、個人的な心情であるため、直接測定することは難しいです。そのため、純粋想起率などの数値目標を使って測ることが多いです。純粋想起とは、先ほど質問したように「スマートフォンと言えばどんなブランドが思い浮かびますか?」といった質問から、思い浮かぶブランドを答えてもらうことです。その回答に対するブランドの比率を測定します。
まとめ
顧客の心の中に占めるブランドの割合を示すマインドシェアは、ブランドが成長するためには欠かせない指標です。ポジショニングを成功させるためにも、まずはマインドシェアを押さえて長期的なブランドの成長を目指しませんか。