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よくある失敗例から学ぶ!クレドを取り入れる際に気を付けたいこと

近年、不祥事などの発生防止のために注目されているクレド。どの組織も取り入れられるのに、うまく活用出来ていないことが多いです。今回はそもそもクレドとはなにかとその失敗例から学ぶ、クレド導入の際に意識したいことをご紹介します。

Contents

クレドとは?

クレドはラテン語で「信条」「志」「約束」という意味を持ち、行動指針の意味で用いられています。経営理念に基づいた行動や、ミッション・ビジョンを達成するために必要な行動がどのような行動なのかを企業全体に示すためのスローガンです。クレドによって、従業員に求められる具体的な行動を組織全体に意識させることができ、組織全体の行動に一体感を生み出すことが出来ます。

クレド導入時のよくある失敗例

一体感を生み出せるクレドですが、実際に導入するとうまくいかず失敗してしまうことがあります。今回は3つの失敗例を通して気をつけたいことを学んでいきます。

組織全体から受け入れられていない

クレドを決定する際に経営陣だけで決めてしまうと、内容が全体から受け入れられにくくなります。組織に存在するすべての人のための行動指針にするためには、すべての人の理解が必要です。理解した上でやっと行動に移せるからです。そのためにクレドを決定する際は、経営陣だけでなく全体で議論しましょう。理解し共感できるクレドを作れる組織は必ず一体感のある組織に成長出来ます。

クレド導入の目的や理由が明確でない

そもそもクレドを取り入れる理由や目的がわからないままだと意識出来ません。今すぐ従業員全員の意識を変えたいのか、長く続く行動指針を決定したいのか、これまでの行動を認めた上で従業員のモチベーションアップにつなげたいのかなど理由も一緒に公表しましょう。明確な理由があって取り入れられたクレドは受け入れようとする姿勢を助長させることに繋がります。

組織全体に浸透していない

そもそも知らない従業員が多いという失敗もあります。決めることで満足して、浸透に時間を割けていないからです。浸透させるためには、カード配布やオフィス内掲示など身近な存在にしていく必要があります。毎日復唱することも効果的です。

3つの失敗例から学んだクレド導入において大切な事

3つの失敗例から「全体議論の必要性」「クレド導入の目的の共有」「浸透させ方を考える」の3点を意識すべきであることがわかりました。これらを踏まえると、経営層以外のすべての従業員の意見がとても重要だということです。従業員に耳を傾け、組織一丸となって考え実践していくのが本当のクレドなのです。

まとめ

ここまでクレド導入の際に意識したいことを失敗例とともに紹介しました。クレドは決定しても変化させ、パワーアップさせていくものです。組織全体で本物のクレドを作り上げましょう。