160年以上にわたり社会の先導者を送り出してきた慶應義塾。受け継がれてきた塾の精神を職員採用の現場でも体現するために、レイロでは専任職員採用サイト制作を担当しました。
- Background背景
・慶應義塾としての統一されたメッセージへと磨き上げていきたい
・職員の「慶應らしさ」をあらためて言語化し、求める人材像を伝えるかたちを整えたい
- Approach実施内容
・専任職員採用サイトのコンセプト、ステートメントの策定
・専任職員採用サイトの情報設計、デザイン、CMS実装
・採用説明会の見学および改善提案
Flow解決の流れ
Research
人事部の皆様6名とのヒアリング。慶應義塾の職員像を、現場の声から紡ぐ
1858年に福澤諭吉が江戸築地鉄砲洲で開いた蘭学塾を起点に、慶應義塾は160年以上にわたり「気品の泉源、智徳の模範」となる人材を育て、全社会の先導者を送り出してきました。塾生・教員・塾員とともに、職員もまた、その理念を現場で支える存在です。
職員が体現する「慶應らしさ」は、これからさらに明確にして、世に伝えていきたい、というところに、今回のプロジェクトはありました。
そこで、まずは人事部の皆様6名とのヒアリングから始めました。採用の現状、理想の人材像、これまで積み重ねられてきた採用活動の歩みを、一つひとつうかがいました。あわせてDI調査、そして「コアマッピングワークショップ」を実施。慶應義塾が大切にされている人物像を、現場の声から多面的に立ち上げていきました。
Concept
水の如く。しなやかさと、確かな強さを併せ持つ職員像
ワークショップでは、「品のある人」「慶應に想いのある人」「調整能力が高い人」「環境適応力のある人」「長期的な視点でやり抜ける人」「自ら道を作る人」「芯のある人」といった人物像が、人事部の皆様から次々と立ち上がりました。多様な言葉でありながら、一つの輪郭をかたちづくっていたこれらに共通していたのは、しなやかさと、確かな強さでした。
そこに重なったのが、水の性質です。どんな器にも行きわたる柔らかさと、時間をかけて岩を穿つ芯の強さ。水は、そのどちらもあわせ持っています。
職員の皆様が現場で積み重ねてこられた、しなやかで力強い姿勢。その姿を水に重ね、専任職員採用サイトのコンセプトを「水の如く」と定めました。160年以上にわたって職員の皆様が大切にされてきた姿勢があったからこそ、生まれたコンセプトです。
コンセプトとあわせて、「水の如く」が意味するものを言葉で丁寧に紡いだステートメントも策定しました。柔らかさと鋭さ、繊細さと強さ、包容力と一線を引く毅然さ——水が持つ多面的な性質を通して、慶應義塾の職員像を具体的な言葉で表現。採用サイトのトップに掲げ、「なぜ慶應義塾の職員を目指すのか」という問いへの答えとして機能するかたちにしました。
Design
水の世界観と、採用サイトとしての伝わりやすさを両立する
カラーは、慶應義塾の三色旗(青・赤)やペンマーク(黄)を想起させる色彩をアクセントとして配置しました。ローディング画面は慶應義塾の旗から立ち上がり、そこから水のようにグラデーションが画面全体へ広がっていくように設計。慶應義塾の象徴を起点に、「水の如く」の世界観が静かに開いていくような表現にしました。
背景は、スクロールするほど深みへと降りていくような青のグラデーションにしました。「思考の深み」を、ページを読み進める動きそのもので感じていただけるようになっています。
専任職員ページは、情報をカード形式で整理し、視認性を保ちながら迷いのない導線を設計しました。「大学職員とは」「義塾職員とは」をはじめ、キャリアパスや研修制度、よくあるご質問まで、検索からたどり着く方の導線も意識して情報設計を整えました。採用候補者が持つ「大学職員」への素朴な疑問から、慶應義塾ならではの職員像まで、段階的に理解が深まる設計にしています。
Implement
水の動きを、ユーザー体験にまで宿す
コンセプト「水の如く」を体験まで貫くため、動き一つひとつにも意図を持たせています。ローディング後には、泉を想起させるような水面が静かに揺れる穏やかなアニメーションが広がり、スクロールに連動してオブジェクトや文章が、水の流れを感じさせる動きで現れます。
「Recruit」「News」「What We Do」といった各セクションの見出しは、水ににじむように立ち上がる演出を実装しました。にじみのきっかけを早めに見せることで、ユーザーが待つストレスを感じないリズムにしています。コンセプトの世界観を損なわないままに、採用サイトとして求められる明快さと軽快さを両立させました。
水のしなやかさと芯の強さが、入口から最深部まで一貫して感じられる体験。慶應義塾の専任職員が大切にされてきた姿勢が、サイト全体の動きに宿るようにしています。
Gallery
Team
- Director
- Ryosuke Hatta
- Art Director
- Yuka Nakai
- Designer
- Haruna Fukui
- Developer
- Hayato Yoneda
- Copy Writer
- Yasuhiro Tanaka
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Ryosuke Hatta
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Yuka Nakai
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Haruna Fukui
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Hayato Yoneda