次世代への醸造技術の継承と新たな創造への挑戦を目的として作られた、マイクロブリュワリー 「魁蔵(さきがけくら)」 。その意義をより多くの方に発信していくため、コンセプト設計とLP制作を担当しました。
- Background背景
・「魁蔵」の存在意義をより社内で共通言語化する必要があった
・伝統技術を次世代へ受け継ぐため、酒造りの本質を体験・伝承できる場をつくりたい
- Approach実施内容
・魁蔵のあり方をより深く定義するためのコンセプト設計
・魁蔵に対する想いを詰め込んだLP制作
Flow解決の流れ
Concept
「五感」を通じて受け継ぐ酒造り
魁蔵のLP制作にあたり、本プロジェクトでは魁蔵のあり方を定義することからスタートしました。
大関株式会社が新たに志向する、マイクロブリュワリー的な小規模・高品質な酒造りの場として作られた魁蔵。 本質的に価値のある酒を生み出すことを目指した、新しい挑戦の場です。
長部社長をはじめ、現場で酒造りを担う杜氏や商品企画担当者などが集まり、座談会形式で意見を交わしながら、新たな蔵に込める想いを丁寧に言語化していきました。その過程で見えてきたのは、「効率化が進む現代においても、日本酒造りの文化を次世代に残したい」という強い意志でした。
そこからさらに、付箋を用いながら「何を伝えたいのか」を全員で整理し、その過程で導き出されたのが、「五感」を軸にしたコンセプトです。
職人の高齢化が進むなか、伝統の技と感覚を次の世代へと確かに受け継ぐ場として位置付けられた、魁蔵。機械に頼るのではなく、手で仕込み、香りや温度、音や手触りといった感覚を通じて酒を育てる。そして、その体験そのものを酒の価値として内包していく。魁蔵は、五感を通じて受け継がれる酒造りの本質を体現する場として存在することを明確にしました。
Design
五感を起点としたデザイン
コンセプトの核となったキーワード「五感」を起点に、視覚的な表現へと落とし込みました。
既存のコーポレートサイトのトーンを踏襲しながら、「酒×魁」というコンセプトを軸に据え、ブランドカラーである大関ブルーを基調に全体を設計しています。ファーストビューでは、魁蔵の画像や象徴的な“×”のモチーフを配置。既存のコミュニケーションとの連続性を保ちながら、新たな蔵の立ち上がりを印象付けています。
また、ユーザーがサイトに訪れてすぐにコンセプトを理解できるよう、ファーストビューにコンセプト説明も配置しました。自然と魁蔵への思想が伝わる構成にしています。
魁蔵は、コンパクトな空間のなかで酒造りの工程が見えることも大きな特徴です。この魅力をブランド価値として捉え、「人・米・水の調和」というセクションを設けました。酒造りに関わる要素の関係性やプロセスを可視化することで、単なる情報提供にとどまらず、想いそのものが伝わる構成としました。
ファーストビューでは、五感というコンセプトに呼応するような「にじみ」や「余韻」を感じさせるアニメーションを採用。ファーストビューの「魁蔵」やコンセプトテキストは、フェードによってじわりと浮かび上がる演出とし、視覚的な心地よさと印象的な体験を両立させました。
そして、大関株式会社のブランドコンセプトである酒×魁の“×”のモチーフも緩やかに拡大したのちに輪郭を明確にすることで、にじむような表現を取り入れています。
Gallery
Team
- Creative Director
- Ryosuke Hatta
- Art Director / Designer
- Yuka Nakai
- Developer
- Hayato Yoneda
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Ryosuke Hatta
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Yuka Nakai
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Hayato Yoneda