みなさんは、ブランディングと聞くとどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。
実は、ブランディングをする上で、デザインとの関係性は非常に重要です。今回の記事では、ブランディングとデザインの関係性についてご紹介していきたいと思います。
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ブランディングとデザインの関係性
最近注目されている「ブランディング」ですが、企業のビジョンやミッションなどを再構築するだけでなく、企業の魅力をデザイン、つまり視覚によって、伝えていく取り組みのことをブランディングデザインを呼びます。
具体的には、ロゴ、コーポレートカラー、ウェブサイト、動画や写真、パンフレット、商品パッケージ、会社案内、名刺など様々なものが対象になります。
しかし、良いデザインをつくることだけでは意味がありません。ブランディングによって位置づけられた企業のブランドアイデンティティをもとにして、それらをよりよく表現するためのブランディングデザインです。この関係性を頭に入れてブランディングデザインを行うことが重要です。
ブランディングとデザインの重要性
なぜ、ブランディングデザインが重要と考えられるのでしょうか?
ある研究結果によると、私たち人間は、情報の87%を視覚から得ているのです。視覚から得る情報は文字に比べて伝達スピードも速く、インパクトが強いため、記憶にも残りやすいことが特徴です。また、視覚の情報であれば、年齢や性別、言語のレベルに関係なく、伝えることも可能です。
つまり、情報が溢れている現代において、消費者の心を瞬時に掴むには、デザインによる視覚情報を利用することが重要であると考えられるのです。
ブランディングとデザインの事例
ここでは、ブランディングデザインの成功事例をご紹介します。
人魚がモチーフのスターバックス
ブランディングの事例として、有名なスターバックスですが、ロゴのデザインにもこだわりが詰まっています。
スターバックスのロゴは、Sirenという二つの尾を持った人魚がモチーフになっています。初代創業者が、美味しいコーヒーで、多くの人を魅了したいという想いが、多くの漁師を魅了した人魚に込められているのです。また、第一号店のシアトルが港町で、海との関係性が深いことも関係していると考えられています。
この優れたロゴを中心として、顧客のイメージに合う統一されたデザインコミュニケーション戦略を繰り返し、現在の洗練されたコーヒーショップのブランドポジショニングを獲得しました。
まとめ
ブランディングとデザインの関係性、いかがでしたでしょうか。人間が受け取る情報のほとんどが、視覚からなる情報。
せっかく良いミッションやコンセプトを持っていても、伝わらなければあまり意味が無いのです。デザインを通じたブランディングによって、企業の魅力を視覚から発信してみてはいかがでしょうか。