ブランディング

企業活動におけるブランドマネジメントの設計方法とは?仕組みから考える

ブランドマネジメントの重要性、またその概念については「ブランドマネジメントが重要だと考えられているのはなぜ?」でご紹介しました。今回はその続きとして、ブランドマネジメントをどのように設定するのか、具体的な考え方について見ていきます。

Contents

ブランドマネジメントの問題点

ブランドマネジメントは、ブランドの魅力を長期的に保つために、継続的な見直しをしていく活動です。しかし、ブランドというのは目に見えないものであるため、反応や成果がわかりにくかったり、そもそもそのブランドの概念を理解することも難しい場合があります。

また、ブランドを理解していても、仕事や業務に落とし込むことが難しい場合もあります。そのようなことに陥らないためにも、ブランドマネジメントをどのように設定することが望ましいのか見ていきます。

ブランドマネジメントの設計方法

ブランドマネジメントが抱えている問題点について様々あることがわかりましたが、ブランドという可視化できないものをどのように多くの人に浸透させていくかが重要です。

そして、ここではブランドマネジメントを設計する方法として二つに分けました。

方法⑴組織の仕組みから考える

企業には、人事制度を代表するような組織の仕組みがあるかと思います。ブランドマネジメントを企業の内部から浸透させるためには、その組織の仕組みから変えていく必要があります。なぜなら、ブランドとしての目標、方向性を人事制度や評価基準に落とし込むことで、社員に対する直接的な影響が大きいと考えられるからです。

しかし、組織の仕組みから改革していくことは、難しい面もあると言われています。人事制度や社内のルールは、つくることよりも運用することの方が難しいとも言われます。そのため、それらを運用させることを次の問題点として、長期的な社内への普及を考えていきましょう。

方法⑵業務の仕組みから考える

ブランドの目指すべき方向性を、組織の仕組みだけでなく、業務の目標や行動として落とし込むことで、社員に身近なものとして仕事に反映させます。

社員一人一人がやって当たり前と思うように、普段の業務から意識づけ、理解しにくいブランドマネジメントを浸透させていくことが重要です。

まとめ

ブランドマネジメントを社内に浸透させることは、簡単なことではありませんが、組織の仕組み、業務から変えていくことで自分事として意識させることができます。ブランドマネジメントを通して、企業の魅力を高めていきましょう。