株式会社Lagomliv

“ちょうどよさ”を指針に。Lagomlivの思想をかたちにしたロゴ制作、MVV策定

キャリア支援事業を中心に、20・30代の若者の未来をつくるサービスを展開する株式会社Lagomliv(ラゴムリヴ)。代表取締役社長・山中郁雄様の想いを体系化し、ブランドとして確立するためロゴ制作、MVV策定を担当しました。

Background背景

・ 単なる転職支援にとどまらない、Lagomliv独自の価値を伝えるためのブランディングが必要だった

Approach実施内容

・代表の想いと企業の原点を言語化したMVV策定
・川の流れを反映させたロゴ制作

Flow解決の流れ

    Research

    ブランド誕生の出発点

    代表・山中様の想いをより鮮明にMVVに反映するため原点調査を実施しました。そこから見えてきたのは、就職やキャリア選択において、本来大切にされるべき「本人にとっての適切さ」が見落とされている現状への問題意識でした。業務内容や本人との相性が十分に理解されないまま進路が決まり、その結果として心身の不調や早期離職につながってしまうケースが少なくありません。

    さらに、転職市場においても「転職を成立させること」自体が目的化し、その後の働き方や定着にまで責任を持つ仕組みが十分に整っていないことに、山中様は違和感を抱いていることが分かりました。

    本来、働き方には人それぞれの「ちょうどよさ」があるはず。この考えがLagomlivの出発点です。この想いを体系的に整理し、MVVとして言語化しました。

    Concept

    「Lagomliv」に込められた意味

    会社名である「Lagomliv」は、「Lagom(ラゴム)」と「Liv(リヴ)」を掛け合わせた造語です。

    Lagomはスウェーデン語で「ちょうどいい、バランスの取れた」を意味し、無理をせず、ストレスのない範囲で心地よくという価値観を表します。Livはライフ(人生・生き方)に通じる言葉で、ここでは働き方・生き方・居場所といった人生そのものを指しています。

    この「Lagomliv」という言葉、そして山中様の想いから着想を得て策定したビジョンが、「すべての人が、自分の人生のオールを握る世界へ」です。自然の中では環境を読み、自ら判断し、進む方向を決める必要があります。誰かが敷いたレールの上を進むのではなく、同調圧力に流されるのでもなく、自分の力で進む方向を選び、人生を漕ぎ進めていくという強い意志を表しています。

    ミッションには「新しいきっかけの源流を切り拓く」を掲げ、具体的な行動指針としてバリューを決定しました。

    「すべての人が、自分の人生のオールを握る世界へ」というビジョンから、上流から下流へとカヌーを自在に操りながら進む姿を重ねています。さらに、環境に応じて自在に姿を変える水の性質からも着想を得ました。形を変えながらも絶えず前へと進み続ける水の在り方は、変化の中でも自分らしく歩み続ける姿勢を象徴しています。

    そこでカラーには、深緑と水色を使用し、深い森から湧き出た水が川となり、流れながら広がっていく情景をイメージしています。水は深い場所ほど暗く、下流へ進むにつれて明るく見えることから、その自然の色の移ろいをグラデーションで表現しました。

    Design

    「角」が削れることの意味

    Lagomlivのロゴには、色や言葉だけでなく、形状そのものにも思想を込めています。ブランドの核にある「すべての人が、自分の人生のオールを握る世界へ」というビジョン、そして川下りのイメージを重ね、ロゴタイプは、“L”から“v”へと進むにつれて、角が徐々に削れ、丸みを帯びていく形状にしています。

    これは、川の上流から下流へと流れる自然の変化を表現したものです。源流付近にはゴツゴツとした岩が多く存在しますが、水に削られながら流れを経ることで、次第に小石へと変化していきます。そして下流では、丸くなった小石の上を穏やかに水が流れていきます。ロゴのフォルムは、この自然の移ろいをなぞるように設計しました。

    さらに、“角が削れていく”という変化には、人の在り方も重ねています。性格や状態を表す言葉として「角が立つ」「丸くなる」という表現があるように、角は緊張や硬さ、無理をしている状態の象徴でもあります。Lagomlivが目指すのは、力み続ける生き方ではなく、少しずつ自分のペースを掴み、自分にとっての“ちょうどよい”場所へとたどり着くこと。角が取れ、丸みを帯びていくロゴの形状は、そうした変化のプロセスそのものを表しています。

    このロゴは、上流から下流へ進む川の流れと、自分の手で人生のオールを握り進んでいく姿、そして緊張から解放され自分らしさへと近づいていく過程を重ね合わせたデザインです。ビジョンに込められた主体性がロゴからも伝わるよう、“ちょうどよさ”という思想を文字の角のひとつひとつにまで反映しています。

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    Gallery

    Team

    Creative Director
    Ryosuke Hatta
    Designer
    Yuka Nakai
    Designer
    Mai Morimoto
    • Ryosuke Hatta

      Ryosuke Hatta

    • Yuka Nakai

      Yuka Nakai

    • Mai Morimoto

      Mai Morimoto

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