プロの技術で美しい髪と健やかな頭皮へと導く、銀座のヘッドスパ専門店「Rabbicour(ラビクール)」。これまでにない極上の旅へ誘うヘッドスパサービスを展開しています。reiroではロゴ、ウェブサイトの制作を担当しました。
- Background背景
・ヘッドスパに込めた想いをのせた、ロゴとウェブサイトにリニューアルしたい
- Approach実施内容
・代表へのワークショップを通じて、Rabbicourが提供する価値、世界観を具現化
・既存のコンセプト「癒しを冒険する旅」をもとに、非日常な要素も取り入れたロゴ、ウェブサイトを制作
Flow解決の流れ
Identity
ヘッドスパにかけた強い想い、「癒」と「旅」。代表の想いを可視化
本プロジェクトの出発点は、ヘッドスパに対する代表の強い熱意にありました。そこでワークショップを実施し、代表と対話しながらもともと抱えられているビジョンや数多くの想いを具現化していきました。既存のリラクゼーションサービスを超えた価値を提供したいということ。衣食住に加えて、「癒」という4つ目の文化を提唱することへの代表の想い。
忙しい日々を送る人へ、ヘッドスパという手法で、日常を忘れて旅に出るような体験を届けたい——。もともとの構想にあった「五感」というキーワードも踏まえ、イラストを用いた唯一無二の世界観の表現手法を導き出しました。
Design
異国情緒と有機的な表現で演出する、“どこにも存在しない”世界
ロゴは“たまご”のようなかたちで、既存のコンセプト「癒しを冒険する旅」のやわらかさや、殻を破って新しい自分に生まれ変わるイメージを宿しています。たまごのなかには、Rabbicourの頭文字「R」とともに、「月」のモチーフを。旅や日常から離れた時間を連想させる、幻想的な世界の象徴として取り入れました。また、世界へも羽ばたいていきたいという代表の想いから、世界でも長く通用できるロゴにすることも重視。エレガントさと耐久性のバランスを保つことを慎重に進めました。
ウェブサイトのデザインでは、「日常を忘れて、旅に出たい」というユーザーの想いや、現実離れした場所への旅を反映し、全体としてかわいらしさもありつつ、甘美でありながら独自のエッジを備えた世界を表現。Rabbicourの世界観にさらなる奥行きと広さを持たせるビジュアルに仕上げています。
特にユーザーが最初に触れるファーストビューにもこだわり抜きました。画面に広がるのは、どこか現実とは離れていることを感じさせる不思議な世界。気球や星、雲など一点ずつ制作したイラストに繊細な動きを加えることで、“現実と夢の間”のような浮遊感と没入感を高めています。
動きは異国情緒あふれるフレームの中に収めており、有機的なフォントや色彩などを使用することでも、どこに存在しているかわからない世界を演出しています。幻想的でありながらも高級感のある雰囲気で、ラグジュアリーな時間を提供するRabbicourのサービス価値にも連動したサイトに仕上げました。
Implement
5つのランダムシーンで実現する、訪れる度にある新たな驚き
ファーストビューでは動きを多用することでも、現実から離れた幻想的な世界観を表現しています。ウェブサイトを訪れた瞬間にやわらかく広がる世界、上下に浮遊する気球や、下からゆっくり顔を覗かせる月など、デザイナーチームと連携しながらその一つひとつの動きを検討、実装していきました。
Rabbicour様からいただいていた「ウェブサイトを訪れた方にすべての世界を見てほしい」というお声をもとに、ファーストビューは5つの異なるシーンがランダムに表示されるように。訪れる度に驚きがある体験を設計しています。
シーンが切り替わる際のアニメーションでは、静かに心をほどくような癒しからも、ふんわりと移り変わることにこだわり、自然なトランジションを実装しました。
Team
- Creative Director
- Ryosuke Hatta
- Art Director / Designer / Illustrator
- Yuka Nakai
- Developer
- Hayato Yoneda
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Ryosuke Hatta
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Yuka Nakai
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Hayato Yoneda